病気Q&A

ママとパパがよく悩むこと??

風邪についてのQ&A

Q 熱の冷ましかたについて?
A
熱が高いときは脇の下(腋窩)や首の両側、足の付け根(鼡径部)を冷たいタオルや氷嚢で冷やすと良いです。ここは太い血管がからだの表面の近くを走っているので、血液が冷やされやすく効果的です。でも、どうしても嫌がるときは無理をしなくて良いです。薄着にして熱が発散できるようにして下さい。冷えピタシートは体温を下げる効果はほとんどありませんが、貼って気分が良くなるようでしたら使ってかまいません。

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Q 子どもが熱を出したときには?
A
子どもは何の前触れもなく熱を出すことが良くあります。熱があっても元気でしたらあわてなくても良いです。
部屋の温度が高すぎはしないか、着せすぎてはいないかと注意して、あとは熱以外に具合の悪いところ、どこか痛いところはないか、顔色は悪くはないか、機嫌や食欲はどうかなどをみてください。子どもの発熱の多くは細菌やウイルスによる感染症が原因で、発熱はその合図であると同時に、細菌やウイルスを退治するための体の有効な防御反応でもあるのです。熱があっても元気にしていたら解熱剤は使わず安静にさせて様子を観察してください。
一方、生後3ヵ月未満の赤ちゃんで38℃以上の発熱がある場合は、時間外でも救急医療機関を受診してください。
生後3ヵ月以上のお子様でも、表情がなくてぐったりしている、ずっとウトウトしている、呼吸が苦しそう、はじめてけいれんをおこしたなどの症状がある場合は、時間外でもすぐに医療機関を受診してください。

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Q 子どもの「発熱」の目安は何℃からなの?
A
一般的には37.5℃以上を「熱がある」と思って良いでしょう。
しかし、子どもの場合はかなりの個人差があります。病気でないときに、何日か朝晩熱を測っておいて平熱を知っておくと良いです。37.5℃未満でも、平熱より1℃近く高かったら注意が必要です。
また、環境の温度によっても体温は上下しますから、いつもと違う場合は少し時間が経ってからもう一度測り直してください。

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Q 熱が高くなると脳に影響はないの?
A
細菌性髄膜炎やインフルエンザ脳症など、もともと脳自体に病変が生じる病気の時には高熱が出ることが多いですし、高熱にならなくても脳に障害を残すことはあります。しかし、その他の感染症などによる発熱では、高い熱だけで脳に障害が起こることはありません。

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Q 体は冷やしたほうがいいの?温めたほうがいいの?
A
寒がっていたら温め、暑そうなら涼しくするのが基本です。
熱が上がるときに寒気や震えが見られることがあります。このようなときは体を温めてあげて良いです。寒気や震えは血管や筋肉を収縮させて体温を急激に上げようとする体の反応の表われで、これから高熱になりますよというサインです。20~30分もすると39℃以上になるはずです。その頃には震えはなくなり暑がってきます。そのまま厚着をさせているとすぐに40℃以上に熱が上がってしまいます。今度は大急ぎで薄着にして熱を逃がしてやるようにしてください。厚着や毛布にくるんだまま解熱剤を使っても熱は下がってくれません。
部屋は温度を快適にして、夏は適度な冷房をかけることも良いです。

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Q 体温計は、どんな種類のものを使うのが良いの?
A
日本では習慣的に腋窩で体温を測っています。
子どもはなかなかじっとしていないので、できるだけ短時間で測れるデジタル体温計が良いでしょう。少し高価ですが5秒とか10秒で測れるものも市販されています。短時間で測れるものは2回、3回と測り直すことも簡単にできます。
なお、耳で測る鼓膜体温計は数秒で測れますが、乳幼児では端子を正しく鼓膜に向けることが容易ではありません。

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Q 熱さまし(解熱剤)はどのような時に使ったらよいですか?
A
熱があっても元気なら、たとえ39℃台でも解熱剤は使わずに様子を見ます。薄着にして熱を逃がしてやるようにしてください。
水分をあまり取りたがらないとき、眠れないとかぐずりが目立つときは38.5℃~39℃を目安に使用します。
頭痛や筋肉痛などの痛みがかなり辛そうなときは、鎮痛剤としての作用もありますので、高熱でなくても使用してかまいません。
なお、小児に対して安全な解熱剤は限られています。通常はアセトアミノフェン(一般名)が使われ、飲み薬と坐薬があります。商品名はいろいろありますが小児用の市販薬や小児科で処方される解熱剤のほとんどはアセトアミノフェンです。大人用の薬は、たとえ量を少なくしても絶対に使わないようにしてください。

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Q もっとも多い患者さんは?
A
もっとも多い患者さまの症状は、風邪、鼻水、せきの症状です。
嘔吐した場合は、季節性のウルスラ胃腸炎が疑われます。
喘息性気管支炎の患者さまも多いので、呼吸器感染症の可能性も検討し、全体的な診察を努めています。
医学の進歩により、ぜんそくやアトピーの症状は減少傾向にあります。
その一方で、精神的、神経的な病気は小児科の中でも増加傾向にあります。ご注意ください。

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Q 予防接種はいつから(何ヶ月から)接種できるの?
A
いろいろな種類のワクチンがあり、接種開始時期はそれぞれのワクチンによって決まっています。
B型肝炎ワクチンは新生児期から接種しますし、あたらしく導入されたロタウイルスワクチンは生後6週から接種できます。ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンは生後2ヵ月から、DPT(三種混合)ワクチンは生後3ヵ月から、インフルエンザワクチンは生後6ヵ月から...などです。
受けるべき予防接種の種類と回数は昔と比べ非常に多くなり、また、接種の間隔にもいろいろと規定があります。接種のスケジュールを組むのはパズルを解くがごとき複雑になっていますので、小児科医とよく相談することが大切です。生後早期に打つワクチンについては、お産の直後から産科の先生にも相談しておくと良いでしょう。

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Q 熱がある場合、予防接種はできますか?
A
予防接種は健康状態が良好なときに接種するのが原則です。
接種時に37.5℃を超える発熱があったときは接種を控えます。
37.5℃以下でも平熱より1℃以上高いときは、接種医と相談して接種するかどうか決めましょう。

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Q 最近、風邪をひきました。予防接種はできるの?
A
一般的に高熱が出て数日しか経っていない場合は延期することが多いです。
熱もなく元気で当日の診察でも異常がない場合は接種できる場合が多いです。
病気によっては治ってから2週間あるいは4週間以上あける必要があるものもあります。

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Q ワクチンを接種しましたが次のワクチンまではどのくらいあければよいでしょうか?
A
喘息薬や抗アレルギー剤、漢方薬などで慢性疾患としていつも飲んでいるくすりは原則としてそのまま服用しながら接種します。
かぜ薬や抗生剤を内服している場合は、それまでの経過やそのときの健康状態によって接種できる場合もできない場合もありますから前もって先生と相談してください。

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Q くすりを飲んでいますが予防接種はできますか?
A
喘息薬や抗アレルギー剤、漢方薬などで慢性疾患としていつも飲んでいるくすりは原則としてそのまま服用しながら接種します。
かぜ薬や抗生剤を内服している場合は、それまでの経過やそのときの健康状態によって接種できる場合もできない場合もありますから前もって先生と相談してください。

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Q 予防接種をした当日のお風呂は控えたほうがいいですか?
A
接種当日の入浴は差し支えありません。
接種後1~2時間以上して体調に変化がなければ良いでしょう。

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Q 未熟児で生まれたのですが、大丈夫でしょうか?
A
原則として満期産の児と同様で大丈夫ですが、NICUに長期入院が必要であった場合は接種スケジュールがずれてきますので担当の先生が指導してくれます。

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Q 事前にお願いしていることは?
A
保護者の方は、必ず母子手帳を持参してください。
母子手帳にあるアンケート部分に、お子様の記録を残しておきましょう。
お子様の発達過程が、予防接種の一つの判断基準になります。
また、他院で服用されていたお薬を知りたいので、お薬手帳も持参してください。
予防接種の予診票は、記入だけで時間がかかります。あらかじめ予診票を記入していただくと、接種前の慌ただしさが軽減されます。

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Q どんなお子様が対象なのか?
A
予防接種の種類は、おおむね、お子様の年齢で決まります。
・1歳まで
ロタウイルス
B型肝炎
ヒブワクチン(インフルエンザ菌b型ワクチン)
小児肺炎球菌
四種混合ワクチン
BCG(結核)
・1歳になったら
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)(1期)
水ぼうそう
おたふくかぜ
ヒブワクチン(インフルエンザ菌b型ワクチン)の追加接種
小児肺炎球菌の追加接種
四種混合ワクチンの追加接種
・3歳
日本脳炎(1期)
・年長さん
MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)(2期)
・小学4年
日本脳炎(2期)
・6年
二種混合ワクチン(ジフテリア、破傷風)
子宮頸がんワクチン

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Q お父さんお母さんへの要望は?
A
予防接種を行う場合、事前にスケジュールを相談する必要があります。その時、予診票をお渡ししますので、予防接種の当日までに記入しておいてください。(その場で記入すると時間がかかります)
当日は、母子手帳がないと予防接種はできません。家に忘れた場合は、取りに行っていただきます。

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Q 何か月から健診すればいいの?
A
心配事があったらいつでも健診を受けて下さい。
定期的には、乳児期は生後1ヵ月、3~4ヵ月、6~7ヵ月、9~10ヵ月と1歳の時に発育と発達のチェックを受けて母子健康手帳に記録を付けてもらうと良いでしょう。
1歳以降は1歳6ヵ月健診と3歳健診が保健所でありますので受けて下さい。
その後は小学校入学まで1年に1回程度健診を受けると良いでしょう。

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Q 子供が歩くのって何歳からなの?
A
乳児の運動発達をみますと、通常、首がすわり、お坐りができ、つかまり立ちをし、つたい歩きができるようになり、このようにきちんと順を追って発達していき、1歳前後になってやっと独りで歩けるようになります。
かなり個人差もありますので、1歳3ヵ月までに歩けるようになれば問題ありません。

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Q 乳幼児健康診査で必要なものってなに?
A
母子健康手帳は絶対に忘れないでください。本人とセットです。
ミルクや哺乳ビンなど授乳の用具、バスタオルと替えのおむつ、筆記用具は必要です。
診察券(あれば)、健康保険証、子ども医療証なども持参しましょう。
かなり個人差もありますので、1歳3ヵ月までに歩けるようになれば問題ありません。

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Q インフルエンザの登園時期はいつ頃?
A
解熱した翌日から、幼児は3日、小学生は2日となっています。

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Q 発熱時の対処法を知りたい
A
解熱剤はお子様の症状を緩和させる目的のものなので、高熱でも元気であれば必ずしも解熱剤を使用する必要性はありません。解熱剤の目安としては、体温が38.5度以上で、かつ、ぐったりしている場合に使用しましょう。

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Q せきをするので心配です
A
せきは、気管や気管支に、ウイルスや細菌などが入らないようにするための防御反応です。ですから、本人が苦しくないなら心配ありません。
ただし、呼吸が苦しそうだったり、ゼイゼイやヒューヒューといった呼吸しかできない場合は、診察を受けてください。

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Q 事前にお願いしていることは?
A
・母子手帳を持参してください
・母子手帳にある乳児健診アンケート欄に記載してください
・名古屋市の無料受診券にもアンケート欄があるので、記載してください

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Q どんなお子様が対象?
A
乳幼児健康診査は、6歳までのお子様を対象に行っています。
特に、1歳までのお子様がメインといえます。
保健所では、1歳半と3歳児の検診があります。それで異常が見つかった場合、必ず乳幼児健康診査を受けてください。

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Q お父さん、お母さんへの要望は?
A
保護者の方は、母子手帳にあるアンケート部分に、お子様の記録を残しておきましょう。
母子手帳の記録は、そのままお子様の成長記録となります。世界に一つだけの、かけがえのない大事な一冊となります。
また、1人目のお子様の母子手帳の記録が、2人目、3人目のお子様が産まれたときの育児の参考にもなります。

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Q 溶連菌の症状はどんな感じですか?
A
主な症状は、のどの痛みです。高熱が続くことは少ないものの、ものを食べられないほどのどが痛くなります。
また嘔吐した場合も溶連菌の感染の疑いがあります。溶連菌に感染すると、まれに、急性糸球体腎炎になる可能性があります。
溶連菌の検査は5分ほどでわかりますので、感染の疑いのある場合は受診されることをお勧めします。

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Q 溶連菌の感染経路はどんなところからですか?
A
溶連菌の感染経路は、主に飛沫感染です。溶連菌は大人にも感染しますので、家の中の家族感染で広がる場合があります。

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Q 溶連菌は大人にも感染しますか?
A
溶連菌は2~3歳から感染する可能性がありますが、大人でも感染します。ママやパパも注意し、子どもに飛沫感染で感染させないよう気をつけましょう。

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Q 溶連菌の予防策はありますか?
A
溶連菌の主な感染経路は飛沫感染です。ご家庭での有効な予防方法は、手洗いとうがい、消毒です。

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Q インフルエンザの症状はどんな感じですか?
A
インフルエンザはせきやくしゃみ、発熱などの、かぜのような症状が出ます。かぜと異なるのは、突然に高熱が出て、頭痛や全身のだるさ、食欲不振などの全身症状が強く現れることです。

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Q 感染経路はどんなところからですか?
A
インフルエンザウイルスは、多くが飛沫感染でうつります。また、接触感染や空気感染による感染もあるとされています。

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Q 予防策はありますか?
A
インフルエンザウイルスの主な感染経路は飛沫感染です。ご家庭での有効な予防方法は、手洗いとうがいです。またマスクをしたり、栄養や十分な睡眠時間を取るなど、体調にも気を配りましょう。

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